才能の唸りを上げろ!

新しい年が明け、既に3日が過ぎました。
とうとう本当に大ちゃんはアイスダンスに転向します。

アイスダンス転向のニュースが流れ、西日本欠場となって以降、ずっと心待ちにしていた全日本も終わりましたが、

全日本選手権2019 ショート

私が最終的に感じたのは、試合に場慣れする事が、練習同様、すごく大事なことなのかな?と素人ながら感じました。

左足の怪我で満足な練習ができなかったという事もあるのでしょうが、やっぱり4年もの間、試合から遠ざかるという事はそういう事なのかなと。

Phoenixを滑るという事自体、点を取りにいってないですよね、たぶん…。

歌子先生が言ってみえた「フィギュアの魅力はジャンプだけじゃないんだよ」という事を伝えたい気持ちが、大ちゃんの心のどこかにあったんじゃないかなと私には思えてしまいます。

高橋大輔と言えば「表現力」だとか「色気」だとか、メディアの「通り一辺倒」な評価は、まるで技術力をなおざりにしているような印象を世間には与えているように私は感じてしまいますが、

(ちなみに私は表現力も色気も演技にはむちゃくちゃ大事だと思っています)

ジャンプの質(安定して跳べないものの)もスケーティングも、大ちゃんは現役選手に負けていないどころか、いまだにトップレベルだと私は信じています。

全日本フリーの一本目のトリプルフリップなんか、ジャンプした時の音も含めて非常に美しかったと思うのは私だけでしょうか?

ただ世間は恐らく、ジャンプにしか目がいっていない(方が多い)し、表現面に魅力を感じない方々(私の両親を含めorz)が多いと思わざるを得ないですよね。

大ちゃんファンは概ね、その表現力にノックダウンされ、後に大ちゃんの人柄を知って大ちゃん大好き沼にはまった方々だとお見受けしますが。

全日本選手権2019 フリー

私はアイスダンスに関して全く分かりませんが、ネットでチラッと調べてみたら、アイスダンスにはジャンプがないとの事。

という事は、アイスダンスに興味を示す方々というのは、必然的に演技に興味を持って観るであろうし、

ジャッジに関しても、技術と芸術の融合の競技であるフィギュアでありながら、技術のくくりの中の、しかもジャンプだけに特化してジャッジされ結果が出るというモヤモヤも、もう感じなくていい。

アイスダンスを検索して簡単にまとめると、

ユニゾンの美しさ、スピーディな切れのあるステップワークや、より深いエッジワークが要求され、難易度の高いリフトも要求される

とあります。

リフトに関しては、大ちゃんの右足の負担が心配になりますし、勝手な想像ですが、リフトには柔軟性が必要になるのではないかな?とか気になるところではありますが、

「ユニゾンの美しさ、スピーディな切れのあるステップワークや、より深いエッジワーク」って、まさに大ちゃんの才能がフル回転する競技ではないかと。

高橋大輔の才能が正しく評価される場所で、大ちゃんの才能を出し切れる事が何よりもベストだと思います。

そしてアイスダンス転向のニュースを初めて聞いた時は、二人で演技するとなると、大ちゃんの表現の才能が半減してしまうんじゃないかと少し残念な気持ちになりましたが、

ユニゾンの美しさ、二人だからこその美しさは、よく考えれば1人と1人であり、結局1人の才能が不可欠だと思えてきました。

音と調和して演技する稀有な才能のある人(=大ちゃん)は、人(相手の演技)と調和して演技する才能もあるような気がします。

何が言いたいかというと、二人の演技とは言うものの、結局それは大ちゃんでなければできない、到達しないアイスダンスになるのではないかと思うんです。

ジャンプや分かりやすい技が少ない分、シビアな競技なのかな?という印象を受けました。

でも、だからこそ、今こそ再び、高橋大輔の才能が唸りを上げる❗

えみりん🎵

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