スケートの可能性
アイスダンス転向の発表から1週間ほど経ちますが、いまだにネットニュースに関連記事があがりますね。
その中で思わず、かぶり付いた記事がスポルティーバの記事。
最初は他の記事と違って「文章が柔らかいな」というのと「分かってるなぁ」と思って読み進めていくうちに、「大ちゃん情報に精通してるな」と分かってきて、最後に「こりぁ、大ちゃんファンかもしれない」と思ったら、読み終えた最後の行に小宮さんの名前を発見、納得しました。
まぁ、途中で薄々「小宮さんかな…」とは思っていましたが…。
9月30日に行われた取材の中で大ちゃんが話した言葉から、小宮さんがピックアップしているのだと思いますが、その取捨選択が素晴らしいなと思いました。
どれもが私の心のドストライクにバシンッ!ときます。
その中でも強くバシンッ!ときた大ちゃんの言葉をいくつか抜粋して並べます。
髙橋大輔の芯が見えたアイスダンス挑戦。 たどり着いた一つの境地(webスポルティーバ)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191002-00873080-sportiva-spo
かつてマイナー競技だったフィギュアスケート男子を、髙橋は人気競技に定着させている。
「できるだけ長く、スケートで表現がしたい、と自分は思っています。『氷艶』など舞台もやらせてもらって、まだまだスケートの可能性があると感じました。そのためには、”人と組む”という必要性(大切さ)も感じて」
「アイスダンスを、もっと知りたいと思いました。スケートの広がりが感じられるはずで」
髙橋は転向の理由をそう説明した。
「今の自分は、(スケートに関して)”競技者か””プロか”、その境をなくしています。どっちか、というのはありません。もちろんオリンピックに出るには、形としては競技者になりますし、勝たないと注目してもらえない、とも思っていますが」
最近したインタビューで、彼はこうも洩らしていた。
「スケートは”表現”するというより”ダンス”というか、”音を表現すること”だなと感じています」
「(この機会にアイスダンスを)知ってくださる方が増えればいいなぁと思っています」
彼はアイスダンスの発展にも寄与するだろう。たった一日で、どれだけの人がこの競技を認識したか。パイオニアの面目躍如だ。
「まだまだスケートの可能性がある」
スケートで生きていこうと決めた大ちゃんが、今いちばん追究していることは、これなんじゃないかなと。
試合もショーも全力でやるんだという大ちゃんにとって「競技者かプロかの境をなくして」スケートの可能性を広げる事が、大ちゃんの全ての行動の目的なのかなと感じます。
まずは大ちゃん自身のスケーターとしての可能性を広げる事で、フィギュア界全体(現役・プロ・関係者)の大きく開かれた未来への第1歩を、決して大袈裟でなく、踏み出そうとしている、ということですよね。
それから何よりも一番ズシン!ときた大ちゃんの言葉は、
「スケートは”表現”するというより”ダンス”というか、”音を表現すること”だなと感じています」
いかにも大ちゃんらしい言葉だなと。
その曲の歌詞でもなく、歌詞がなくともその作曲家の意図でもなく、曲というのは一音一音の音の連続したもの、スケートは音と戯れる事だという捉え方なんでしょうか。
つまりは賢二先生が以前、大ちゃんのスケートを「音の可視化」をしているのだと言ってみえましたが、それなのかなと思いました。
大ちゃんが音を聞いて滑っている、ということですよね。
以前、舞ちゃんが、「ジャンプ前は曲を聞いていない選手が結構いる」とたしか言っていましたが、演技の最後の決めのポーズが音とズレる選手がいますが、個人的にあれはガッカリしてしまいます。
え~みりん🎵