パフォーマンスのためのプログラム
世界選手権2021、終わりましたね。
女子に関しては、ロシア狂想曲とでも言いましょうか。早く以前のフィギュアに戻って欲しいと願うばかりです。
今年の男子で私が注目したのは、ネイサンと鍵山選手と昌磨です。
そして今年の世界選手権で1番、心に残ったのは、間違いなく昌磨のプログラムでした。
他の選手たちの軸足がジャンプにある中で、昌磨はパフォーマンスにあったように私には感じます。
あくまでも私の感想ですが、演技を見ていても「ジャンプをミスなく跳ぼう」という気持ちが見え隠れするような、特にフリーは味気ない演技(あくまでも私の感想)が多い中で、昌磨の演技は違いましたね。
ジャンプが「得点源」ではなくて「振付」の一部にすぎない演技でした。
もちろんフィギュアは競技ですから、ミスなくジャンプを跳ぶ事が大事なのは間違いないのですが、ジャンプに気をとらわれすぎた演技は、見ていてもつまらないものです。
私が大ちゃんファンである理由の大きなひとつであります。
昌磨くん、フリーは終始、お口が開いていましたが🤗、それが逆に音の世界に入り込んでいて「ウォッオオー🎵」と口ずさみながら演技してるのかしら?と思ったほどです。
最後のステファンから譲り受けたようなガッツポーズも、ホッコリしましたね。
ステファンが「いい」と言うなら僕は満足だよ、というような…。
ジャンプの出来より、ステファンが今日の自分のパフォーマンスを楽しんでくれた事に価値がある、というような、コーチとの良い関係性が感じられ、心の暖まる、和やかな良いひとときでした。
フリーの演技直後、ステファンがガッツポーズをして喜んでいたそうですが、
昌磨のプログラムはショート・フリーともに、ジャンプを跳ぶためのプログラムではなく、パフォーマンスのためのプログラムだったと言っても過言ではない、情感溢れる演技でした。
だからステファンも喜んだのかな?と。ステファンはそういうコーチなのだと感じました。
台乗りする事は出来ませんでしたが、体の中心にしっかりとした信念のある昌磨だから大丈夫だと安心しております。
鍵山選手のショートも素晴らしかったですね。技術と芸術のセンスを兼ね備えた選手が出てきた事が非常に嬉しく、今後の注目選手が増えました🎵
それにしても、昌磨の演技は本当に素晴らしかった…。
え~みりん🎵