昌磨Xカメレンゴ

先日も記事に書きましたが、今季の世界選手権の昌磨の演技は、ショート・フリーともに「パフォーマンスのためのプログラム」だったと、私は感じています。

樋口先生のもとを離れて最初のシーズンだったか、「それまでのプログラムは試合に勝つための、ジャンプのためのプログラムだった」と昌磨が語っていたのを思い出しました。

そして当時、昌磨は「ジャンプのためのプログラムではなく、僕自身が作り上げるプログラムがいい。僕はこれまで振り付けに意見することはなかったけれど、自分らしさのある、自分が楽しいと思えるプログラムで試合に出てみたいんです。

ここ数年はジャンプをメインにしたプログラムが続いていたのを自分でも実感していました。それは僕がジャンプを跳ばないと勝てない状態だったから。今季は(演技の点数が)重要視されていなくてもやってみたいんです」と言っていました。 

かつて大ちゃんも、歌子先生が大ちゃんの踊りのセンスに気づいてステップの特訓をし、モロゾフのプログラムによってその表現力がバーン!と開花したように、

昌磨も、昌磨自身も言っているように「昌磨が楽しいとか心地よいと思えるプログラムを滑ること」が新生昌磨の扉を開けるカギのような気がしてなりません。

以前から何度も言ってきて「耳にタコ🐙」と言われてしまいそうですが、ジュニア時代の昌磨のスケートが、本来の昌磨のスケートなのではないかと、私は思い込んでおります😀

↑この頃も相当可愛い💕

シニアに上がって以来、本来の昌磨が封印されてしまっているような印象をずっと受けていたんですよね。もったいないなと思うんです。

大ちゃんがモロゾフのプログラムではじけたように、滑るプログラムによっては「新たな」もしくは「本来の」昌磨の演技が引き出されるのではないかな?とたかがファンではございますが、ず~っと、ず~っと切望しておりましたが、やはり昌磨自身も、そういう気持ちはあったのですね。

昌磨が心地よく感じる、滑る楽しさを感じるプログラムに出会うといいなと…。

私の頭にパッと思い浮かぶのは、パスカーレ・カメレンゴさん。

大ちゃんがバンクーバー五輪で滑った「道」や他にもブルース等もパスカーレ・カメレンゴさんの振付ですが、大ちゃんとカメレンゴさんの化学反応は、本当に素晴らしかった。

ぜひとも、昌磨とカメレンゴさんとの化学反応も観てみたい!

先日、いかにも昌磨らしいなと感じる記事がネットニュースにあがりましたね。

宇野昌磨らしさで後輩鍵山へ思い「一緒にゲーム」(全文)

フィギュアスケート男子で18年平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銀メダルの宇野昌磨(23=トヨタ自動車)が「らしい」コメントで笑いを誘った。

4位で終えた世界選手権(スウェーデン)のフリーから一夜明けてオンライン取材に応じ、「(来年の北京)五輪でどうするとかは、いまは考えてない。五輪に焦点を当てるなら、まずは出場できるように努力すること。鍵山優真君など、若い世代もどんどんレベルが上がっている」と国内の代表争いに目を向けた。

大会で初出場ながら2位と躍進した鍵山。その活躍について聞かれると、「僕はめちゃくちゃうまいと思っていた。昨年のNHK杯から、ちゃんと初めて見たんですけど、本当にうまいなと。僕よりジャンプも安定し、質もいい。なおかつスケーティング、表現力でシニアに入っても見劣りしない。本当にいい成績を残してて。先輩として何かできることはない」と熱く語った。

そして、間を置いてニッコリしながら「後輩に対する思いがあるとすれば…。一緒にゲームすることくらいですね」とほほ笑みながら続けた。ゲーム大好きの宇野らしいコメントだった。

試合では表彰台を逃したが、周囲からの「残念だったね」の声には「これを悔やむ権利はない。悔しいと言ったらただの高望み。できる最大限でこの結果です。4位という順位は決していいものではないと思うんですけど、僕はもっと順位よりスケーターとして、競技者として来年以降、今回できなかった成長の源にしたい」と明るく前を向いた。

北京五輪が控える来季へは、ショートプログラム(SP)、フリーともに変更予定。「フリーはシーズン中にも手を付けていた」と早くも取り組み始めている事も明かした。

世界選手権の4位という結果を「悔やむ権利はない」という言葉、本当に昌磨らしいですね。

昌磨の強い信念を感じます。

昌磨の人柄とそのスケート。
大ちゃん同様、スケートと人柄の良さの両方に魅力を感じるからこそ、もっともっと応援したくなるというものです。

来季はショート・フリーともに新たなプログラムになるとのこと。フリーは既に取り組んでいるんですね!

更に詳しい情報と、やはり演技が早く観たいですね。

え~みりん🎵

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高橋大輔

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