滑走屋とアバンギャルディ
いまだに滑走屋に浸っている私ですが、実は滑走屋の動画を見ていると、ず〜っと頭の中に必ず浮かんでくるものがあります。
それはアバンギャルディのパフォーマンスです。
どちらも多人数でパフォーマンスを魅せるというところ。
滑走屋を見ていて、私が惹きつけられたものは大きく2つあります。
その1つは裾の長い黒の衣装。
あの長い裾がかなり、演出面から考えても良い仕事をしているなと思っておりましたが、
それがアバンギャルディの黒(紺?)の制服のスカートとオーバーラップします。
実際、アバンギャルディもスカートが重要な役割を果たしています。
そして人数から考えてもほぼ同じ。
アバンギャルディは19人、滑走屋は20人(?)。
アバンギャルディも元々は20人でした。
約20人が全員でパフォーマンスを創り上げていくという共通点。
私は残念ながら、滑走屋を会場には観に行っておりませんので、行かれた皆様の善意の動画で拝見させて頂きましたが、
その中に「滑走屋プレイリスト」なる複数の動画がアップされ、その全て合わせるとほぼ75分の動画となっており、滑走屋の全体像を感じ取る事ができました。
本当にありがとうございます。
動画の画面越しでも、滑走屋たちの疾走感に焦点をあてたパフォーマンスが堪能できるショーだったと感じます。
でも私がいちばん目を惹いたのは多人数が塊となって披露するフォーメーションの瞬間。
これが2つ目です。
たかが素人の分際ですが、このような「多人数」を活かした、多人数が塊になったようなフォーメーションの美しさを、滑走屋のショーの中でもっとたくさん観てみたいなと感じました。
アバンギャルディは当たり前ですが、スケート靴を履いていないので、接近した状態でのパフォーマンスによって靴の刃同士が引っ掛かる心配がない分、こういった多人数が塊となって魅せるパフォーマンスを思い存分活かす事ができます。
反対に当然ですが、アバンギャルディは滑らない床の上でのパフォーマンスなので、スピード感や滑らかさを出す事はスケートに比べると難しい。
滑走屋もせっかく多人数揃っているので、オープニングのように、どちらかと言うと「群舞」というイメージではなく、多人数での1つの「完全なるプログラム」的なものが観てみたいなと感じました。
「ソロの演技」に対して、「グループの演技」みたいな…。
そして、滑走屋 ✕ akane を観てみたいなと。
https://akanekikaku.com/profile/
akane
大阪府岸和田市出身、の日本の振付師。
元大阪府立登美丘高等学校ダンス部コーチ。
「アバンギャルディ」プロデューサー。
バブリーダンスの生みの親。
アバンギャルディの塊のフォーメーションの美しさよ、面白さよ…。
ただ客席と対面する床の舞台と違って、アイスリンクは多方面に客席があり、魅せ方が難しいところではありますよね。
私の勝手な想像の妄想ですが、本当に「滑走屋 ✕ akane」が実現したら、非常に面白そうですね。
10年前、ソチ五輪の直前に行われた熊川哲也さんとの対談の中で、大ちゃん自身で演出や振付も主演もしたらどうかと熊川哲也さんが話してみえました。
当時の大ちゃんは「できない」と答えていましたが、まさに今、それがほぼ現実のもとなりました。
その際、熊川哲也さんが大ちゃんに「一緒にやろう」とも言ってみえましたが、
もしや、氷艶か氷爆か滑走屋でそれも現実のものになる日が来ちゃったりなんか、しちゃったりなんかして…。
えみりん🎶