フォニックスってなあに?知らない単語が読める!書ける!

フォニックスとは知らない英単語でも発音できる、スペルと発音の大まかなルールです。

知らない英単語を発音できるという事は、逆にその発音から英単語のスペルが分かるという事でもあります。

ただ闇雲に暗記する方法と比較すると、フォニックスはかなりの省エネとなります!

そもそもフォニックスは英語圏の子どもたちが読み書きを学ぶために開発された学習法なのです。

では今回はフォニックスの基本の基本だけ、お話ししたいと思います。

まずアルファベットの母音といえば…?

そうです。
aiueo

アルファベットには2つ読み方がありますが、これらの母音のアルファベットはどのように発音しますか?

そうです。
a:エイ
i:アイ
u:ユー
e:イー
o:オウ 
アルファベットをそのまま発音します。

もう1つの読み方はアルファベット1文字に割り当てられた音を読みます。
a:ア
i:イ
u:ウ
e:エ
o:オ
*正確にはカタカナの「アイウエオ」とアルファベットの“aiueo”の発音は異なりますが割愛します。

いわゆる日本の漢字に訓読みと音読みがあるのと同じイメージでしょうか。

☝これは何ですか?

そうです。

“mat”です。
誰でも知っている「マット」と発音します。

では“mat”を分解して音を読みます。
mエムは「ム」
aエイは「ア」
tティは「ト」

「ム」「ア」「ト」
➡この3文字をガンバって1秒で読んでください。

ムアト➡ムァト➡マット

では今度は“mat”の最後に“e”をつけます。

“mate”となりますよね。
なんと発音するのか???

ここでフォニックスの出番です。
フォニックスには「サイレントE」というルールがあります。

サイレント=静かな
つまり「最後のeを発音しない」というルールです。

この「サイレントE」は「マジックE」とも呼ばれていて、最後のeを発音しない代わりに前出の母音に魔法(マジック)をかけてアルファベットの読み方にチェンジします。

つまり、
「ム」「エイ」「ト」「–」
➡ハイ!これをなるべく一瞬でガンバって読んでください。

つまり、
mエムは「ム」
aエイは「ア」➡「エイ」
tティは「ト」
eイーは「-」読まない

ムエイト➡ムェイト➡メイト
そうです。
「メイト」です。
つまり、日本語で「仲間」です。


次は確認問題です。
①pinと②pineを発音してみてください。
*母音に注目して考えてね。

答えは①ピンと②パイン(松)です。
①pinは最後に“e”がないので、アルファベットを音で読みます。
p➡プ
i➡イ
n➡ン

「プ」「イ」「ン」
プイン➡プィン➡ピン

②pineは最後に“e”があるので、1つ目の母音をアルファベットの読み方で発音します。 
p➡プ
i➡アイ
n➡ン
e➡読まない

「プ」「アイ」「ン」「–」
プアイン➡プァイン➡パイン

日本語で「松」のことです。
カンタンですね!

では今度はちょっとひねって…、
①ホップと②ホープのスペルを答えてください。

ハイ。
答えは①hopと②hopeです。

「ホ」と「プ」から“hop”は容易に想像がつくと思いますが、最後に“e“のつくのは「ホップ」なのか「ホープ」なのか。

では、アルファベットの「音」をみていきます。

h➡ハ
o➡オ(これは「音」です)
p➡プ

「ハ」「オ」「プ」
ハオプ➡ハォプ➡ホップ
つまり、hop=ホップ=「跳躍」

h➡ハ
o➡オウ(アルファベットの読み方)
p➡プ   ⬇
e➡読まない

「ハ」「オウ」「プ」「–」
ハオウプ➡ハォゥプ➡ホープ
つまり、hope=ホープ=「希望」

英単語の最後に“e”のつく英単語はたくさんありますね。 

慣れてくれば自然とスピードアップしてパッとスペルが思いつくようになっていくでしょう。

如何でしたか?
フォニックスのルールには例外もありますが、大まかなルールだけでも英単語を丸暗記するよりはるかに楽チンです。

フォニックスにフラッシュカードやゲームを組み合わせ、楽しみながら学習しましょう🎵

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高橋大輔

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