氷艶と婆娑羅と歌舞伎ときものと
前回のブログ記事を投稿した際、名古屋をどり出演の情報が出た翌日でしたが、その情報を全く知らないでおりました。
今度は氷上ではなく板の上での日本舞踊挑戦ということで、しかも私の地元に近い名古屋での開催ということなので、若干 過呼吸になりながらも「大ちゃんの日本舞踊が見られるなんて最高じゃん!」と小躍りしながら色々な考えが頭の中を駆け巡り、
思えば最近の一連の大ちゃんに関わる流れは、そもそも氷艶婆娑羅から壮大な「歌舞伎の縁」で繋がっているのではないかと妄想しています。
そもそも歌舞伎と着物は切っても切れないもの。その強い引力に導かれ、まずは遡ること昨年10月にキモノイストを受賞、そして今年6月「きものと」における浴衣の撮影とインタビューに至ったのではないかと。
🟢キモノイスト受賞(2024年10月8日)
受賞理由は「アスリートと表現者の顔を持ち、常に挑戦と進化を続ける高橋大輔さんが纏う事で、キモノという日本固有の伝統が現代のファッションとして進化するだろう」ということでした。
そして当時このブログでも書きましたが、この受賞理由を聞いた時、つい日本文化とスケートの融合である氷艶を私は思い出しておりました。
この時のキモノイストの実行委員会の委員の1人が華道の池坊美佳さんでした。
今年の3月に行われた大ちゃんの生け花の挑戦(スカイコートのスペシャルイベント)は、その流れがあったのではないかと考えられます。
🟢大ちゃん華道に挑戦(2025年3月27日)
高橋大輔さん「死ぬまで表現」生け花初挑戦で刺激
https://deepedgeplus.kyodonews.jp/news/102907/
華道家元池坊の池坊専好次期家元の長男、専宗氏の指導を受けながら、重さ約40㌔の氷柱などに桜や菜の花を生けた。
この時、大ちゃんが華道の指導を受けた池坊専宗氏はキモノイストの実行委員の一人であった池坊美佳さんの甥っ子さんでした。
🟠「きものと」記事掲載(2025.06.20)
https://www.kimonoichiba.com/media/column/1546/
「きものと」は、京都きもの市場(着物販売)が運営する着物・和・京都にまつわるWebメディア。
https://www.kimonoichiba.com/media/column/1508/
その京都きもの市場と正派西川流とは交流があるようで、先日、氷艶2025を会場に観に来て称賛してみえた西川流四世家元(西川千雅氏)は名古屋西川流。
この「きものと」の取材がきっかけで、西川流四世家元が氷艶を観覧するに至ったのでしょうかね。
そしてその氷艶の観劇がきっかけとなって、今回の大ちゃんの名古屋をどり出演が決まったという事でしょうか…。
🟠名古屋をどり出演(2025年10月11〜12日)
https://note.com/nagoyaodori/n/n6f73c3e684bd?sub_rt=share_pb
横浜アリーナを超満員にする芸術的なアイスショー「氷艶」で、毎年卓越した演技、ダンス、歌、殺陣を披露する大輔さんが、「名古屋をどり」に登場します。
役どころは大石主税役で西川千雅家元の相手役を演じます。氷から板の上に舞台を変え、演技とともに日本舞踊にも挑戦します。
堤監督が演出に協力されるようですが、もともと堤監督と西川四世家元と関わりがあったのか?それとも今回の氷艶がきっかけとなって氷艶の後に名古屋をどりの話に繋がったのか…。
とは言え、そもそも、全てが婆娑羅から壮大な歌舞伎の縁で繋がっているように感じます。
ネットで必死に調べましたが(汗)、氷艶の演出に複数回携わっている尾上菊之丞さんと西川流四世家元の西川千雅さんとは繋がりがあり、
尾上菊之丞さんは歌舞伎の尾上宗家・六代目尾上菊五郎の部屋子である初代尾上菊之丞から代々襲名した三代目。
(※部屋子∶子役の頃から幹部俳優の楽屋に預けられ、楽屋での作法から舞台での芸まで、役者として必要なことを教え込まれる立場のこと。)
その六代目尾上菊五郎の門弟である尾上しげる(西川茂)が後に日本舞踊西川流二世鯉三郎を襲名して家元になり、四世家元が西川千雅さんであるという流れのようです。
http://www.nishikawa-ryu.com/newsite/nishikawaryu/
そして何より、四世家元(西川千雅氏)は「舞踊の大衆化」を掲げており、いわゆる「アイスショーの大衆化」を目指している大ちゃんと共鳴しあった結果なのかもしれません。
https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/141507/
以前歌子先生が「大ちゃんは必要な縁を引き寄せてくる」というようなことを言ってみえたと思いますが、それは単に「運」や「巡り合わせ」だけの話ではなくて、
大ちゃんの「人柄と才能」があってこその、非常に強く巡り合わせを引き寄せる結果なのだと、かねてから つくづく感じる次第でございます。
えみりん🎶