解き放たれた昌磨
チャレンジ杯(オランダ)の昌磨の演技、観ました。
素晴らしかったですね。
これが昌磨。
これが本来の昌磨。
これが本来、昌磨がフィギュアスケートでやりたかった事。
(…と私はσ(・_・)感じています。)
なんの力みもない。
ただただ音とともに、体を音に委ねたような、昌磨の感じるままに音と戯れているような。
なんの力みもないのに、昌磨の演技の重厚さも失っていない。
ジャンプも完全に振付の一部となり、音と昌磨が一体となっているような。
サラッとしていて心地よい。
「新生」と言うべきか、本来の昌磨にやっと戻ったと言うべきか。
以前、記事に書いたことがありますが、私の中で、中学生までの昌磨が本来の昌磨だと感じています。
きっと昌磨も、やっと本当に自分がやりたかった事に近づいていると、少しずつ実感できてきているのではないかな?と勝手な想像を暴走させております(^-^;)
そして、こんな末端のファンの端くれのような私が申し上げるのは、本当におこがましいのは重々承知の上で、あえて言わせて頂けるのなら、
私も、ずっと、こういう昌磨と、こういう昌磨の演技が見たかった!
そして、これからもっと「これが昌磨だ」という演技を魅せてくれるにちがいない!
チャレンジカップの試合が終わって、結構な日にちが経ち、今さらではございますが、多忙な毎日から、やっと今、少し時間も気持ちも余裕ができましたので、後れ馳せながら…。
YouTubeで今回のフリーを観た時は嬉しくて、ただただ、この気持ちを誰かと共有したくなりました。
誰も読んではいない、このブログではございますが…。
(いいの、いいの(T-T))
宇野昌磨初V、鬼門の冒頭4回転サルコー突破に驚き(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース(一部抜粋) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-02230030-nksports-spo
演技を終えた笑顔の宇野が、サッとリンクサイドに目をやった。視線の先には年明けからメインコーチに就任した、06年トリノ五輪銀メダルのステファン・ランビエル氏(34)がいた。
「練習であんな演技、1回もしたことがなかったので、自分もビックリしたけれど『ステファン、どんだけ驚いているんだろう』って振り返って…。本当に僕が1人だったら、サルコーは絶対に入れていなかった。そこの、あと一押し。この試合で無難な演技をしに行く必要はなく、試合前は『チャレンジを楽しんで』と言われました。本当に、それがそのまんまできた」
こうやって、その瞬間瞬間の気持ちを共有できる、相性の良い相手がいる、という事の大切さと、それがどれほど幸福感をもたらしてくれるのかがよく分かる光景ですね。
樋口先生がいたからこその今の昌磨だと思いますし、ステファンがいるからこその、力強く未来へ向かっていく昌磨なのかなと思います。
宇野、久々実戦へ意気込み:時事ドットコム https://www.jiji.com/sp/p?id=20200221102818-003403866
フィギュアスケート男子の宇野昌磨が20日、オランダのハーグで行われるチャレンジ・カップを前に、会場で調整した。昨年12月の全日本選手権以来となる実戦に向け「やらなきゃいけないのがサルコー」と意気込んだ。
たしか以前、昌磨は「今は試合でスケートを楽しむ時ではない」というような事を言っていましたね。
昌磨のその言葉を聞いて、本当は昌磨は試合でスケートを楽しいと感じながら滑りたいんだなと、私は勝手に想像していました。
宇野昌磨が「楽しむ」と記した理由。言葉に感じたスケートへの真摯さ。(Number Web) 2019/10/13 11:30 (一部抜粋)https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/numberweb/sports/numberweb-841079
楽しむのは、実は容易ではない。
同時に、そこに感じられたのは、「楽しむ」ことの重みだ。楽しむのは、実は容易ではない。結局のところ、得心のいく演技ができなければ楽しめないからだ。宇野がそれを自覚していることは論をまたない。
「練習はとても辛いときのほうが多いと思う」
宇野は言う。
「楽しむ」に至るまでの道のりの厳しさを知る。だからこそ、楽しむ、を目標にしたい。率直さとフィギュアスケートへの真摯さを感じさせた数々の言葉と姿勢は、そう考えているように思わせた。
そして今、昌磨がやっと「ここなら楽しめる」と語ったということですから、本当によかったですね。
宇野昌磨「楽しめると」ランビエル氏師事の理由語る(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース(一部抜粋)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200222-02220088-nksports-spo
「言い方が悪いかもしれませんが、去年は自分が『うまくなりたい』と思って、スケートをしていて。(8位だったGPシリーズ)フランス大会で、僕はいろいろ悩んで『うまくなりたい』よりも『もっとスケートを楽しみたい』と思った。ステファンのところに行ったのも『うまくなりたい』と思って行ったのではなくて『スケートを楽しみたい』。ここなら楽しめると思ったので、ステファン・コーチにつくことに決まった。ちゃんとした自分の意思で、自分のことを決められた気がしました」
今後の昌磨が楽しみでなりませんが、3月の世界選手権の開催、どうなりますかね…。
えみりん🎵