劇団四季、EXILE、Dior、Dカンパニー

またまた大ちゃんの滑走屋の記事が上がりましたね。

滑走屋にかける大ちゃんの意気込みは、大ちゃんファンにはひしひしと伝わってきているのではないでしょうか。

滑走屋について、もう大体の情報は知り尽くしたつもりでいましたが、12月15日に上がった記事を読み、滑走屋と他のショーとの違う点が改めて浮き彫りに見えてきたので、

先日、ビートたけしさんとEXILEのHIROさんがゲスト出演した「まつもtoなかい」の中で話された興味深い内容も併せて、ここに記していこうと思います。

高橋大輔プロデュースのアイスショー「滑走屋」 選手権出場の学生たちに自らオファーした理由(一部抜粋)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5136ca312d9d120c6211e69cb1d6ba5b6f5ae97d

■みんなが「滑る職人」

出演するのは国際大会で活躍するスケーターたちに加え、高校生や大学生の学生スケーターになります。

学生スケーターにも出てほしいと思ったのは「人数で圧倒するパフォーマンスを見せたい」というところにあります。
 
アイスショーでは、例えばオープニングやフィナーレで集団で踊る群舞などがありますが、単なるグループナンバーではなく、大勢で滑ることならではの圧倒的な迫力を出したいと思っています。

「滑走屋」とタイトルをつけた理由にも関連してきますが、学生スケーターも「滑る職人」なわけです。みんなが職人であって、職人たちによるクオリティーが高いパフォーマンスができれば、必ずしもスケーターとしての知名度は必要ないと考えています。

今回は疾走感だったりスピードが生む迫力も出していきたいですが、そこにこだわって、出演する学生は東日本選手権や西日本選手権を見に行った上でオファーしています。

「人数で圧倒するパフォーマンスを見せたい」

大ちゃんが目指すショーは人数で魅せるパフォーマンス。そこに私が感じるのは、大ちゃんの、学生スケーターを含む他のスケーターに対する信頼度。

まず間違いなく対照的な羽生くんのショーは、彼1人で行う事でファンの気持ちに応えている側面もあり、もう1つは羽生くん自身が自分1人でショーを構成したいんだろうな、と私は感じます。

そして何かの記事で「彼の故郷のリンク等に寄付や支援を送った」と読みましたが、もしかしたら、気兼ねなく寄付や支援を行うためのソロ公演だったのかな?とかね…。

そして真央ちゃんのショーは、安価で高品質という点と、大ちゃんが目指す「全国各地を周る」という点において共通していますが、

相違点は、
真央ちゃんはまずは「ファンへの感謝」がショーの目的であり、
大ちゃんは「フィギュアとアイスショーの普及」と最終的に「引退したスケーターの職業としての活躍の場を作る事」がゴールである事。

それから複数人のスケーターで構成されたショーという点では、

大ちゃんは「全員で魅せる」ショーであり、
真央ちゃんのショーは真央ちゃんが中心となっている点かなと。

そして昌磨や荒川さんのショーとの違いは、国際大会で活躍するスケーターだけでなく、高校生や大学生の学生スケーターも出演する事。

■「枠の外」からの面白さ

――振り付けは元劇団四季で東京パノラマシアター主宰のダンサー・振付家の鈴木ゆま氏に依頼。
鈴木氏とは高橋が主演した舞台「氷艶2019」に出演してもらってからの縁だという。

高橋:鈴木さんが今年演出した舞台を観に行かせてもらったときに、構図の使い方というか、すごいかっこよくて、いつかやってもらいたいなと思っていました。

フィギュアスケートの振り付けの方によるアイスショーはけっこうあるけれど、そうじゃない方の振り付けというのはあまりありません。

そこも実験的なんですけれど、フィギュアスケートのなかだけの常識というか枠で収まってしまうよりも、外の人だったら全然違う提案があったり、面白さも出てくると思うんです。

「枠の外からの面白さ」とタイトルがついてますが、元々から大ちゃんは斜め上な人。

スケートの振付師ではなく、陸上ダンスの振付師に依頼する事で、スケートの経験がないからこそ生み出される氷上では斬新な動きを取り入れようとする発想力。

LOTFの経験、PHOENIXやソーラン節の振付等、様々な経験が活きてきていますね。

それから鈴木ゆまさんの舞台を観て、彼女の構図の使い方に目をつけるとは、もうすっかりプロデューサー高橋大輔ですよね。

振付と構図をスケートではない枠の外から取り込もうとする着眼点。
ホント、恐るべし、高橋大輔。

――観たいと思う舞台にしたいという思いを出発点とする「滑走屋」には、それだけにとどまらない動機があることを高橋の言葉に知る。

高橋:フィギュアスケート界を見渡しても、アイスショーを観に来てくださるお客様が減ってきているんじゃないかという実感があります。

今の世の中だと、チケット代も高いですから、「こっちのショーは行くけど、こっちは行かない」と絞る傾向もあると思うんです。しかも他のエンターテインメントとの競争もあります。  

お客様が減ってきていると感じているんですね、大ちゃん。

いわゆるスター選手の減少で、以前は必ずテレビ放送されていたフィギュアの試合が視聴率が取れないからか、今ではだんだん放送されなくなってきており、それとともに世間の興味が離れて薄れていくという悪循環。

大ちゃんの言う通り、アイスショーが映画やライブ、遊園地や水族館、動物園等と並ぶエンタメの「不動の選択肢」となる日がきますように。

ちなみに国内アーティストのライブチケットの現在の相場は8000円~1万円前後。

ディズニーランドのチケット代金は4段階の価格変動制が採用されており、1デーパスポートは大人は7,900円〜9,400円。

あれだけのアトラクションやショーを1日楽しむ事ができてこの代金。開園当初に比べるとかなり値上げしたものの、現行の約2時間のアイスショーの平均価格から比較すると、かなり割のいい価格帯と言えます。

そして滑走屋の料金が6,000円〜12,000円。
概ねライブチケットやディズニーランドの料金と被っていますね。

■将来的にはカンパニー

高橋:福岡での「滑走屋」が成功すれば、今後、各地で公演を行っていくこともできると思いますし、「滑走屋」というアイスショーのフォーマットを確立できれば、それこそ僕が演者として出なくても、あるいは他のスケーターが演出を担当して行うことだってできると思うんです。

将来的にはカンパニー的なものになっていけばいいな、という思いもあります。  

今も魅力的なアイスショーがたくさんありますが、それに加え、アイスショーという名の新しい形の提案をしたいですし、これからの幕開けのアイスショーになるのは間違いないと思うんです。そのスタートを多くの方々に、一緒に観ていただけたらうれしいですね。

「滑走屋」というアイスショーのフォーマットを確立できれば

大ちゃんのこの言葉は、つまり従来のアイスショーとは違って、劇団四季の「キャッツ」に、Dカンパニーの「滑走屋」をしていきたいというイメージなんでしょうかね…。

もしくは、メンバーをチェンジしてEXILEというグループをなくさない「EXILE」のようなイメージなんでしょうかね…。

引退した選手の為にも!高橋大輔氏が初プロデュースに挑戦 村元哉中さんも絶賛「アーティストって感じ」(一部抜粋)

https://news.yahoo.co.jp/articles/89cbd800dd29224a43f9838e768de0447b9992d7

これが成功して色んな地域を回っていけるようになればいいなと。フィギュアスケートは引退すると好きでも続けられない人が多いので、これがちょっとずつ大きくなっていって、そこでパフォーマンス出来るという“箱作り”に将来的になっていければいいなと思います」と意気込みを語った。

パフォーマンス出来るという“箱作り”に
以前、大ちゃんがDカンパニーの話をする時に「劇団四季のような」とたしか例に挙げていたと思いますが、

先日「まつもtoなかい」にビートたけしさんとEXILEのHIROさんがゲスト出演され、たけし(敬称略)がEXILEを「企業」と語った言葉を思い出しました。

たけし、EXILE HIROの経営手腕を絶賛「その子の生き場所を用意してる」と感心(一部抜粋)

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/news.goo.ne.jp/amp/article/nikkangeinou/entertainment/f-et-tp0-231203-202312030001751.html%3Fusqp%3Dmq331AQGsAEggAID

たけしはEXILEについて「芸能界でもEXILEというブランドがあって、企業と同じ」といい、「新しい血を入れたり風を入れて、メンバーが抜けても次のポジションにつける。ちゃんとしてる」と語った。

HIROは「パフォーマーは40代になると体力も落ちてきますし、夢も変わってくる。プロデューサーになりたいとか社長経営したいとか、そういうメンバーもいるので。総合的にしっかり用意して」と説明。

たけしは「会社みたいに『定年退職したから来るな』ではなくて、その子の生き場所を用意している」と、セカンドキャリアのある組織づくりに感心した。

たけしのこの話を聞いた時、すぐに大ちゃんのDカンパニーを思い出しました。

たけしがEXILEを「企業」だと表現し、HIROさんが「EXILEはダンスなので、年を重ねたメンバーは体力の限界がやってきたり踊れなくなったり、違う夢を持ち始める」と語ってみえました。

モーニング娘やAKBもそうですが、
「メンバーをチェンジしてEXILEをなくさない」という発想。

そして、たけしが語っていたのは「EXILEはブランドのようなもの。ファッションブランドのDiorは、Diorというブランドは不変だがデザイナーはどんどん変わっている」と。

更にEXILEについて「人数がいるからいい」とも。大勢の中で1人2人入れ替わっても「クオリティを保てる」が、1人だとキツイと…。

大ちゃんの滑走屋も人数をそろえて高いクオリティのショーを目指しています。

不思議とたけしの話した内容が大ちゃんのDカンパニー(滑走屋)と重なり、大ちゃんがたけしのお墨付きをもらったように感じて、勝手に喜んでおります。

えみりん🎶

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