トゥクタミシェワの銀メダル

世界選手権女子の結果が出ましたね。
私は個人的に女子は宮原選手、紀平選手、トゥクタミシェワ選手を応援していました。

3人とも、芸術面でも魅せてくれる選手だからです。

そういう意味では、ロシア女子の中でトゥクタミシェワ選手はその演技に引き込まれてしまう選手で、ずっと応援していました。

https://youtu.be/VRdwvEVes90
世界選手権2021 ショート

高難度ジャンプを否定はしませんが、同等の評価を他の技術面や芸術面にもされないと、フィギュアは本当に違う方向へ行ってしまいそうだし、全く別の競技になってしまいそうな危機感を覚えます。

よく言われてますが、いっそのことフィギュアスケートではなくて、ジャンプスケートという競技を作ったらいいように思ってしまいます。

男子の4回転時代に突入した時も非常に残念な気持ちで演技を見ていましたが、男子はまだ、女子に比べて運動能力が高いからか?本来の選手としてのピークである年齢まで戦えるけれど、女子はシニアとジュニアの境い目スレスレの選手がメダルをさらって消えていく。これでは選手も可哀相。

トゥクタミシェワ選手の銀メダルはそういう意味でも本当に嬉しく思います。

世界選手権2021 フリー

今のロシアの女子が、男子含め、ジャンプ偏重の今のフィギュアを凝縮して如実に語っているように感じます。

時代が違っていたらトップ選手が入れ替わってしまうような、今のフィギュア。それだけ芸術面で秀でる選手が少ないという事なのでしょうか?

もし「ジャンプだけで勝っているのではない」と言うならば、シニアとジュニアスレスレの選手が、それも一人のみならず何故、次々にメダルを取れてしまうのか?

ロシア女子が日替りランチのように選手が入れ替るこの現状が「ジャンプさえ出来れば」メダルを取れてしまう今のフィギュアの現状を証明しているとしか考えられません。

ジャンプに秀でる選手、スピンに秀でる選手、表現力に秀でる選手、スケーティング技術に秀でる選手、様々な選手がいる中で、ジャンプが得意な選手がメダルを獲得できるという現状は、それは本当に「競技」と言えるのでしょうかね?

リーザのジャパネスク

金八先生みたいな事を申しますが、「競技」とは「技を競う」と書きます。

ジャンプのみの技を競うならば、もうジャンプスケートということで競って頂ければ、私はなんのストレスも感じないのです。

選手たちの血と汗と涙のスピンやステップ、スケーティングスキルを、これ以上、ゴミ箱に捨てるような事はしないで欲しいと切に願います。

えみりん😢

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