歴史を変えるチーム

先日のかなだい今季初戦、ソーラン節に続き、バヤデールも昨季から大躍進を遂げ、最後のリフトで少しヒヤッと(したのは私だけ?)しましたが、 素晴らしい演技でしたね。

動画主さま、ありがとうございます(-人-)

私がバヤデールで気に入っているところは、哉中ちゃんが大ちゃんに腰を持ち上げられた状態でふんわりとバレエの動作をするところが、もう観ていて美しくて麗しくて、語彙力が全く追いつきません。 

バヤデールの大ちゃんは化粧してましたね。かなだいペア、化粧も衣装の一部としているような、お二人、統一感がありました。

リフトも進化してました。
哉中ちゃんが宙で1回転してました!
あれはツイストリフトと呼ばれるものでしょうか?ペアダンスのツイストリフト?に似ていました!

何分にも、にわかアイスダンスファンなので、よく分かりません😛

今季のバヤデールは観ていて、非常に心地よく、スピンに限らず、二人が同じ遠心力の中にいるような演技でした。

フィギュアスケートの最大の特徴とも言える「氷の上」だからこできる、流れるような、疾走感のある滑らかなパフォーマンスを、最大限に表現しているように感じました。

それで思い出したのは、昨シーズンの木戸章之さんのコメントです。
 
二人で回るスピンについて「二人の間に回転軸があって、引っ張り合って回るのが理想」だが、昨季の大ちゃんは「まだ自分を中心に回ろうとしている」と言ってみえました。

今季の大ちゃんは、木戸さんのおっしゃる形に限りなく近づいてきているという事でしょうか?

村元哉中&高橋大輔組V、合計214・44点で世界選手権の銅メダル相当(一部抜粋)https://news.yahoo.co.jp/articles/65f32acbd66be5a5dbdb658b7abaae1988e4486a

<フィギュアスケート:レイバー・デイ・インビテーショナル>◇4日(日本時間5日)◇最終日◇米フロリダ州エステロ◇アイスダンス・フリーダンス(FD)

リズムダンス(RD)首位の村元哉中(かな、28)、高橋大輔(35)組(関大KFSC)が、22年北京五輪シーズン初戦を優勝で飾った。FD129・70点の合計214・44点。今回は国際スケート連盟(ISU)非公認大会で、その他の条件等から単純比較はできないが、3月の世界選手権銅メダル相当の高得点となった。

前日3日のRDでは新プログラムの「ソーラン節&琴」で84・74点を記録した。今季の演目を発表した6月。高橋は「さらにパワーアップした『ラ・バヤデール』をお届けします! ぜひお楽しみに!」と呼びかけ、村元も「さらに進化したラ・バヤデールの幻想的な世界を大ちゃんと二人で皆様の前でまた表現できる事を心から楽しみにしています」と誓っていた。
 
今季はグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯(11月12~14日、東京・国立代々木競技場)に出場を予定。昨季は日本勢3組のみの参加だったが、今回は21年世界選手権優勝のビクトリア・シニツィナ、ニキータ・カツァラポフ組(ロシア)など、世界トップレベルのカップルが集結する。約5カ月後に迫った北京五輪における日本勢の出場枠は1。収穫と課題を胸に、勝負の秋へと進む。

そして、哉中ちゃんがストーリーで大ちゃんのことを”He’s the best !”とコメントされてましたね!

He’s one of the best skaters.ではなくて、
He’s the best !!! と言い切った哉中ちゃん。

哉中ちゃんがこれまでアイスダンスをやってきた中で、過去最高にアイスダンスを楽しむ事ができているのかな?と勝手に想像しています。

そして更には、以前から哉中ちゃんが言っていた「大ちゃんの世界に入る」事が本当にできるようになったら、哉中ちゃんの新しい未知の部分が引き出されていくのではないでしょうか。

それは同時に大ちゃんとしても、過去最高にアイスダンスやスケートを楽しいと感じる瞬間となるに違いありません。

更にそれは同時に、私たちファンにとっても過去最高に幸せな時間となるでしょう。実に待ち遠しい限りです!

それから、他の大ちゃんファンの方々もかぶりついているようですが、マリナ・ズエワコーチの記事。

「歴史を変えるチームだと確信があります」村元哉中&高橋大輔のコーチが語る、斬新な「ソーラン節」を採用したワケ<独占取材>(一部抜粋)

https://number.bunshun.jp/articles/-/849664

||ズエワコーチ「彼らは特別な存在なので」

日本的な音楽を使うというのは私のアイディアでした。彼らは特別な存在なので、今季は他のチームにはできない作品を滑って欲しかったためです。

たしかに、あのソーラン節のプログラムは二人ともが「踊れる」選手だからこそ成り立つプログラム。

ダンスの踊れない人にはできないし、そこそこ踊れる人でも、あの領域に達するのは難しいんじゃないかと思います。

このプログラムをオリンピックシーズンに持ってきたのは、頷けますね。

 

||パワーアップしたフリー「ラ・バヤデール」

「昨シーズン、多くのジャッジなど関係者から連絡が来て、このプログラムはもっと世界に見せなくてはならない作品なので、ぜひ継続して欲しいと嘆願してきたのです」とズエワコーチ。

「ダイスケは世界中から愛されているスケーターなので、多くの関係者がカナとのパートナーシップに注目し、彼らの成長に期待しています。みんな、彼らに良い結果を残して欲しいと願っている。私のところには技術スペシャリストなどから多くのアドバイスがもたらされ、それらに従って内容の密度を上げていきました」

リフトやダンススピンの難易度が上がったことに加え、高橋の安定したサポートが村元の身体の動きの美しさ、華やかさを引き立てて、素晴らしいダンスの作品に仕上がっていた。

おお~、昨季から継続のバヤデールには、そんなエピソードが背景にあったのですね。

多くのジャッジなど関係者から「バヤデール継続嘆願」の連絡が来て、技術スペシャリストなどから多くのアドバイスが寄せられたとは…。

かなだいの昨季のバヤデールは、本当にファンのみならず、世界中のフィギュアに携わる玄人の方々からも注目をされ、この二人ならばアイスダンスを進化させる事ができると思わせたんでしょうね。

||昨季の世界選手権なら3位に入賞できる高スコア

エワ・コーチはこの結果をどう見るのか。

「私は彼らの能力を毎日見ているので、驚きではありませんでした。フリーでは音楽の解釈で10点満点を出したジャッジもいましたが、私から見ても、これ以上完璧なタイミングで踊れないという滑りだった。前から言っていますが、彼らは世界選手権の表彰台に上がれる能力がある選手。カナはすでに(前のパートナー、クリス・リードと)四大陸のメダルを手にしています。スケーティング技術が高いだけでなく、二人とも真のダンサーですから」

「彼らは素晴らしい選手で性格が良いだけでなく、戦うことを恐れない戦士なのです」

「私から見ても、これ以上完璧なタイミングで踊れないという滑りだった」

おお~、そうなんですね。
残念ながら、私にはどこの部分を「完璧なタイミング」とズエワコーチがおっしゃってるのか分かりませんが、ますます北京オリンピックへの期待が否応なく高まります。

||「世界のアイスダンスの歴史を変えるチーム」

…その選手がだいたいどこまで行けるか、私にはわかります。何年かけて練習してもトップにいけない組もいる。でもカナとダイスケは、日本だけでなく、世界のアイスダンスの歴史を変えるチームだと、私には確信があります。このわずか2年間での彼らの進歩が、それを証明しています」

オリンピックでメダルを手にしたシングル選手が、種目を変えて国際大会でメダルを手にするというのはフィギュアスケート史上でまだ前例がない。高橋は今年で35歳だが、年齢は全く問題にならない、とズエワコーチは断言する。

 「ダイスケはこの新しいチャレンジを心から楽しんでいるので、それが彼を精神的にも肉体的にも若く保っているのだと思います」

「オリンピックでメダルを手にしたシングル選手が、種目を変えて国際大会でメダルを手にするというのはフィギュアスケート史上でまだ前例がない」

大ちゃんはやっぱり、フィギュアスケートの神様に選ばれた人なのだと、つくづく思います。

前例を作る男、高橋大輔。

大ちゃんの人生と私の人生の時間が重なった事に、心から感謝いたします。

えみりん🎵

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