新葉ちゃんの穏やかな表情

北京オリンピックが閉幕してから数日経ちましたが、私の北京オリンピックはフィギュア団体戦から始まりました。

女子フィギュアで私のいちばんの注目選手は樋口新葉ちゃんでした。

団体戦でショートを滑り出す新葉ちゃんの穏やかな表情を見て、少し驚いたと同時に安堵感を感じましたね。

彼女にとってシニアに上がってからというもの、そして平昌五輪を逃して以来、もがき苦しんだ年月だったのではないでしょうか。

笑っていても、どこか憂いているような。どうしても自分に自信が持てないような、何か欠けてしまっているような、そんな表情にずっと私には見えていました。

しかし団体戦ショートを滑る新葉ちゃんの表情はとても穏やかで満たされていて、これまで新葉ちゃんを見続けて私の心につかえていたものも静かに流されていきました。

https://youtu.be/uUH25aGV4x4

あぁ、よかった。
新葉ちゃんは今、念願のオリンピックの会場にいて、かおちゃんという友人がそばにいて、全てが満たされている、安心しているんだなと。

よかった。
本当によかった。

そして坂本選手のところへ歩み寄り、友人が取った銅メダルを自分の事のように涙を流して喜ぶ心の豊かさを、ここまでのもがき苦しんだ年月と経験と、その努力が実って得た現状の両方があるからこそ、手に入れたのではないかと。

フィギュアスケート取材の癒し?天真爛漫な坂本花織 撮る者も自然と笑顔に(一部抜粋)

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc4238e6f3809a1696e9d8e7d64a8049e693556c

北京五輪フィギュアスケート女子シングルで銅メダルを獲得した坂本花織が表彰式後に中野園子コーチと記念撮影をしていると、5位に入賞した樋口新葉が祝福に訪れた。

それに気付いた坂本は満面の笑みで日の丸を手に持ったまま、樋口に飛び付くように抱きついた。

樋口の肩に顔を置いた坂本は安心したような笑顔を何度も見せてその後、2人は誇らしげに日の丸を掲げて記念撮影を行った。

「わざわざ戻ってきてくれた」銅メダルの坂本花織、樋口新葉との“絆”に感謝「すごく嬉しかった」【北京五輪】

https://news.yahoo.co.jp/articles/254cf057c6c7367e2a9fe130d9bd00a52edfcb7d

「新葉は、『本当におめでとう』って涙ながらに言ってくれて、嬉しかった。本当は、滑り終わった後に(待機していた)グリーンルームで一緒になって、シェルバコワ選手が終わった後に、先に新葉が出て行った。自分も3位に入ると思っていなかったから、『すぐにそっち行くよー!』と声をかけていた。すぐに行けなくて、びっくりして…それなのにわざわざ来てくれて、おめでとうと言ってくれて。すごく嬉しかったです」

セレモニー後、坂本はリンクサイドに現れた樋口とがっちりとハグをかわした。団体戦からスタートした今大会で、ともに戦った仲間の存在は、かけがえのないものだったようだ。

これまでの新葉ちゃんは、ジャンプの良し悪しにせっかくの表現力が左右され、勝敗だけでなくプログラムの優劣さえ失っていたイメージが私にはありました。

しかし今、トリプルアクセルを手に入れ、世の中が新葉ちゃんの能力を認識し始め、かおちゃんという友人ができ、演技以外で見せる新葉ちゃんの表情も柔らかくなり、より世の中の新葉ちゃんに対する反応は相乗効果で良くなるように思います。

そして演技にもきっとそれは表れて、ジャンプのミスでプログラムが崩れない安定した演技ができる確率が上がっていくのではないかな?という期待とワクワクが止まりません!

まずは来月の世界選手権ですが、私の心は早くも新葉ちゃんの来季のプログラムはどんなプログラムになるのかと楽しみでなりません。

来季のプログラムが楽しみになる、樋口新葉ちゃんはそんなアスリートであり、アーティストであります🙂

えみりん🎵

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