新葉ちゃんの世界随一の表現力

北京オリンピックが終わって、かなり時が経過しておりますが、ずっと書きたかった事、記録として残したかった事を今日は書こうと思います。

それは樋口新葉ちゃんについてです。

新葉ちゃんに関するネットニュースのコメントを読んでいると、これまではネガティブなコメントが多かった印象があります。

私はどちらかと言うと、世間の意見とは違う見解をしている事が多く、新葉ちゃんに関しても世間の反応に非常に悔しい気持ちで、いつも首を傾げてきました。

北京オリンピックが終わって、そのネットニュースから新葉ちゃんを賞賛する記事がにわかにあがるようになり、ようやく新葉ちゃんの才能と魅力が世の中に認めてもらえたような気がして、こんなファンの端くれの私ですけれども、本当に嬉しかったです。

ショート/Your Song
https://youtu.be/kN_CxADgYVQ

北京オリンピック後に発信され、私が激しく同意した新葉ちゃんを賞賛するコメントやニュースを、私の記録として、今日はどんどん載せていこうと思います!

まずは「まっちー」こと町田樹氏が語ったコメントを。

新葉ちゃんに関して
このフリーのライオンキングは、彼女の快活でエネルギッシュな、それでいて情緒豊かな魅力が存分に堪能できるものとなっていました。

中でも特にステップシークエンスでの技術と表現を融合させる能力は世界随一だと私は思います。

「随一」
多くのものの中で最も優れていること。
同類中の第1位。(🙌🙌🙌)

坂本選手に関して
坂本香織選手特筆すべきはスケーティングとそれをジャンプの流れに結びつける能力です。

坂本選手は次世代のフィギュアスケーターの目指すべく一つの理想像を見事に体現しました。

フリー/ライオン キング
https://youtu.be/EQtCL6ujdLI

正直に話しますと、私はジャンプに興味がないし目がいかないので、私はこれまで坂本選手のスケートの魅力がよく分かりませんでした。

しかし表現力を磨きたいと語っていた昌磨が昨年からジャンプの種類と質のアップに乗り出した事、それにまつわる昌磨の言動や、まっちーの坂本選手に関する解説を聞き、フィギュアは本当に奥が深い競技なのだと感じました。

そして何より、これまで笑っていてもどこか憂いのある表情をしていた新葉ちゃんが、本当に喜びや楽しさ嬉しさを感じながら笑うようになったのは、坂本選手の存在が大きいのではないかと勝手に感じております。

そういう意味でも、フィギュアに坂本選手がいてくれて本当によかったなと思います。

そして北京オリンピックをきっかけに、あのワグナー元選手も新葉ちゃんを推していた事実を知ることができ、驚きとともに、私は本当に嬉しくてしかたありません。

樋口新葉73.51点、ワリエワ82.16点にワグナー「全く面白くもない冗談よ」 (全文)

https://news.yahoo.co.jp/articles/1d7b2d0cc52c7cc58709c878dd3ecded069a2392

北京五輪は15日、フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)が行われ、樋口新葉(明大/ノエビア)が五輪史上女子5人目となる3回転アクセルを成功させた。得点は73.51点で5位発進。

15歳カミラ・ワリエワ(ROC)は82.16点が首位に立った。

この採点に対し、ソチ五輪団体銅メダリストのアシュリー・ワグナー(米国)は「馬鹿げているとしか言えないし、全く面白くもない冗談」と不満を明かしている。

冒頭で3回転アクセルを決めた樋口。3本のジャンプいずれもミスがないように見えたが、連続ジャンプで回転不足を取られ、得点は73.51点にとどまり、5位発進となった。

その後に登場したワリエワは、3回転アクセルがステップアウトになったものの、以降は演技後半に高難度の連続ジャンプを披露するなど、さすがの内容。82.16点の1位でフリーを迎えることになった。

これに反応したのが、ワグナーだった。ワリエワの演技直後に「どうしてこのプログラムがワカバより9点も上になるのか、馬鹿げているとしか言えないし、全く面白くもない冗談よ」とツイッターに投稿。

熱烈な“新葉通”で知られる名スケーターで、樋口が3回転アクセルを決めた演技直後には「これぞ、私のワカバよ!!!」を熱烈に興奮していた。ワリエワの出場裁定に非難も表明しており、不満が噴出したようだ。

樋口にとってすれば、五輪メダリストも認める演技だったことの裏返し。3位の坂本花織とともにROC勢の牙城を崩し、メダルを狙える立場にいることも事実だ。17日のフリーで最高の演技を披露する。

そうなんです!
新葉ちゃんの表現力は本当に素晴らしいのです!

そして考えてみると、ロシアの女子選手たちも可哀相だなと。

子供の体型を武器にせずとも、常套の練習を着実に積み重ねてきていれば、トゥクタミシェワ選手のように年齢を重ねても失わない正真正銘のジャンプと表現力を兼ね備え、成長を遂げた選手がいたかも知れません。

また3A成功の樋口新葉、ライオンキング好演に米熱い称賛「中継見て泣くところだった」 (一部抜粋)

https://news.yahoo.co.jp/articles/a4dcd2fa7bdd7a82ba0336a2d6a5580702f19026

転倒もあったが、プログラム「ライオンキング」を見事に演じ、米国の記者や名手からは称賛の声があがっている。

樋口は15日のSP、五輪女子では史上5人目となる3回転アクセルに成功。この日も冒頭に挑み、見事に着氷した。続く連続ジャンプでは転倒するも、残るジャンプは全て決めた。「ライオンキング」に乗せ、ステップシークエンスでも魅せた。

5位入賞の演技には、海外からもツイッターで称賛の声が寄せられた。

米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」のライネ・ヒギンス記者は「日本のワカバ・ヒグチがライオンキングの曲でフリーを滑ったが、金メダルに値すると思った」と最大限の賛辞を送った。

米紙「タイムズ・ユニオン」のポッドキャスト「イーグルポッドキャスト」のホスト、ジェシカ・マーシャル氏も「ワカバ・ヒグチによる美しい3アクセル。

もし全てのことがクリーンだったら、彼女が表彰台に立っていた可能性もあります」と絶賛した。

そしてい五輪団体銅メダリストで、樋口への称賛を惜しまないことで知られるアシュリー・ワグナー(米国)も「もしメイクに多くの時間を費やしていなかったら、私は中継を見て泣くところでした。

私はワカバが大好きです、彼女はスペシャルなんです!彼女が滑る時には何かを感じざるにはいられません。完璧では無かったけど、私にとっては完璧である必要がなかったです」と熱く記していた。

「完璧では無かったけど、私にとっては完璧である必要がなかったです」

少なくとも私にとって、大ちゃんや新葉ちゃんの演技にはジャンプは必要がないんです。

世の中の多くの人たちは、高難度ジャンプを跳んだ!成功した!ノーミスだった!というところに感動して熱狂し、それをプログラムの優劣と捉えているように感じます。

人が何をどう感じようと自由です。
ですが、フィギュアは観戦者がどう感じるのかを競う競技ではない、というところ。

フィギュアは技術と芸術を両輪として採点されるべき競技だという事。

選手たちは採点競技であるフィギュアで結果を残そうと、血のにじむような練習をしているであろうに、あまりに芸術点やジャンプ以外の技術点が、採点だけでなく世の中にも無視されてしまっている事が残念でなりません。

「ピュアなフィギュアを楽しむならワカバ」 樋口新葉、3Aだけじゃない魅力を海外称賛(一部抜粋)

https://news.yahoo.co.jp/articles/2570d0417d5574785e294f867ec49915e75cc7db

海外メディアの関係者からはジャンプ以外の部分にも称賛が寄せられていた。

冒頭の3回転アクセルに着氷し、日本人では伊藤みどり、浅田真央以来の成功者となった樋口。ジャンプに注目が集まったが、米情報メディア「ハフィントン・ポスト」の元メンバーでニュース編集者のジョー・エルベントラウト氏が注目したのはスケーティング技術だった。

ツイッター文面に「とにかくゴージャスでピュアなフィギュアスケートを楽しみたいのであれば、ワカバ・ヒグチのエリー・ゴールディング(SPナンバー『Your Song』をカバーしている歌手)に乗った氷上の清らかな雰囲気」とつづり、

ジャンプを終えた演技後半のステップ、スピンの映像を紹介。生き生きとした表情でフィニッシュまで締めくくった樋口に魅了された様子だった。

「ピュアなフィギュア」

何故わざわざ「ピュアな」と付け加えるのか?
この方もまた、ジャンプ偏重を嘆いている一人なのでしょうね。

そして最後に、念願のオリンピックに出場を果たした新葉ちゃんの気持ちの変化を特筆したいと思います。

樋口新葉3回転半SP&フリーW成功も5位悔し「ダメです~」(一部抜粋)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9bc7b47a8f450eb7f25bf72ed7a0a5f779959626

五輪は樋口の心を変えた。
「毎日すごく楽しくて。人生の中でこの3週間だけ(特別)。色んな競技の選手を見て、自分も頑張りたいと思った」。

大会前は「五輪への挑戦は最後」と語ったこともあるが、今は「4年後、もっとできることを増やして、強くなってここで滑りたい」と力強いまなざしで言った。

SP、フリー両方でトリプルアクセルを成功したのは、2010年バンクーバー五輪の浅田真央以来、日本女子2人目。ここで得た「うれしい気持ちと悔しい気持ちの両方」を糧に、また前へと進む。

今後、ロシアのドーピングの首謀者が糾弾され、本来あるべきステージで競技がなされた時、日本の選手が表彰台に上がる回数は必ず増えるだろうと思います。

そうなった時、新葉ちゃんが1番高い台に登るところを是非見たいですし、1つでも多く新葉ちゃんの滑るプログラムを観たいと、心から希望します!

えみりん🍀

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高橋大輔

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