シングルとアイスダンス
音楽かストーリーか

Inside Skating記事の一部分をTwitterで読みましたが、非常に興味深かったので、今日はそれを取り上げたいと思います。

感謝してお借りします(-人-)
※記事の後に私の拙い和訳を添えます。

Single skating vs ice dancing when it comes to approaching a program?

#DaisukeTakahashi: “As a single skater, I feel more the music. But as an ice dancer, I’m thinking about the story more”.

プログラムに対するアプローチは、シングルとアイスダンスではどのように違いますか?

D:シングルスケーターとしては、音楽をより感じています。

でもアイスダンサーとしては、ストーリーをより考えています。

For a second, we feel the urge to disagree: What about those stories that he told while skating to La Strada or Pagliacci? We had always seen him as a storyteller.

He’d answer with a smile: “It was more about the music still – I didn’t think about the story as much as I do now”.

それならばラ・ストラーダ(道)やパリアッチョ(道化師)に関してはどうですか?

あなたはストーリーを語りながら滑っていて、あなたを語り手としていつもプログラムを見ていますが…。

D:それでも当時はやはり音楽の方をより感じながら滑っていて、今ほどはストーリーについて考えていませんでした(笑)

Inside Skating 記事https://bit.ly/KanaDaisuke

↑世界選手権2010 道

以前、大ちゃんがシングル時代に「曲の解釈(ストーリー性) よりも音に合わせて滑るようにしている。曲の解釈は観ている観客の方に自由に感じ取って欲しい」というような話をしていたように思います。

「アイスダンサーとしてはストーリーを考えて滑る」とは言っているものの、ソーラン節の演技は元々がストーリー性も低いし、ストーリーよりも音楽に寄せているように私には見えます。

アイスダンス転向後の2シーズンとも、フリーは「バヤデール」というストーリー性の高いプログラムであったという事もあるように感じますが、

シングル時代に滑った中で「ストーリー性の高いプログラムと比べても」というところで、やはり、大ちゃんの中でシングルスケーターとしての演技は音楽に身を委せて踊っているという事なんでしょうね。

実際、バヤデールを滑る大ちゃんを観て「このバヤデールは観客に解釈を委ねてないよね」と私は感じて観ていたので、この大ちゃんの言葉を読んで非常に納得しました。

↑バヤデール 四大陸選手権2022

1人で滑る場合よりも、2人で滑る方がおのずとストーリー性が高まるようにも感じます。

音楽かストーリーか。

私の浅はかな素人考えからすると、音(音楽)に身を委ねて表現するには特別な才能がないとできないように感じますし、

ストーリーを考えて表現するにも、観客の解釈やイメージを邪魔しない、押し付けない表現力が必要となるように思います。

ただ2人で滑るアイスダンスとなると「押し付けない」演技は難しいのではないかと思うので、どちらかと言うと「どれだけ共有できるか」という事なんでしょうか?

シングル時代で言えば、

ストーリー性の低いブルースやvasで観客をあそこまで魅了する力。

ストーリー性の高いラ・ストラーダ(道)やパリアッチョ(道化師)で観客を総立ちにさせる力。

↑The garden in souls NHK杯

やっぱり、大ちゃんは唯一無二。

最近は「唯一無二」という言葉が大安売りされていて、本当はあまりこの言葉を使いたくないのだけど、大ちゃんにこの言葉を使わずして私は誰に使うのか?と思い至りました。

いよいよ来週末、フレンズオンアイスが始まりますね。

かなだいの近々の様子を伺い知れるというだけでワクワクしています。

えみりん🎵

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