「俺がファントム」になる意味

シングルの頃の大ちゃんは「曲を解釈して演技をするのではなくて、自分はただ音を表現して、解釈は観客に自由に感じて欲しい」みたいな事をずっと言っていました。

さすが熊川哲也さんに「ダンサーだね」と言わしめた大ちゃんらしい言葉です。

私自身、大ちゃんの演技に何故こんなにも引き込まれるのか、その理由が分かった気がして、すごく納得しておりました。

これは大ちゃんファンなら周知の話だと思いますが、アイスダンスへ転向して2年目を終えた頃「アイスダンスに転向してからは曲のストーリーを考えるようになった」とインタビューに答えていましたね。

シングル時代は解釈を観客に委ねていた大ちゃんが今は「ストーリーを考えて演技をする」という部分は大ちゃん自身、納得できない部分ではないのかしら?と、非常に繊細なところかも知れませんが、いつもは大雑把な私が時折、変に細かいところが気になる私の悪い癖…😀😀😀

そして今季、オペラ座の怪人を演技するにあたり「こういったものを見せたい」というよりは、その時の感情を大事にしたい」と語り、ファントムがストーリーに出てくるということではなく「俺はファントム」だと大ちゃんが言っていました。

「俺はファントム。ファントムなんです、自分は。出てくるとかじゃなくてファントムなんですっていうぐらいあまり考えていない。本当に曲が好き過ぎて」

なるほど。
私は納得しましたよ。
そう来たかと。

つまり、やっぱり大ちゃんは観客の解釈を邪魔したくないのだと。そこは一貫しているんだなと。

邪魔しないために、ファントムを演じるのではなくて、自分がファントムなんだと。

高橋大輔がファントムを「演じる」とそこに大ちゃんの解釈が挟まってしまうけど、自分がファントムになってしまえば、そこにファントム以外の解釈が生まれないということ。

スケアメ2022オペラ座の怪人

スケアメのファントムは実際、なんの摩擦もなくオペラ座の怪人の世界観に入って観る事ができました。

特にスケアメの公式練習の時のファントムになりきっている大ちゃんの様子にはゾクッとしましたね。

全日本選手権まであと2週間。
先月から超多忙な毎日が続いており、ヘトヘトです。

毎年この時期はなんだかんだ超多忙ですが、そんな中で私にとって全日本選手権はまさにクリスマスプレゼントのような、ご褒美のような時間です。

かなだいのお二人が充実した練習ができ、その努力を全日本で十二分に発揮する事ができますように。

えみりん🎵

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