かなだいの武器
国別対抗戦、我らがかなだいはリズム・フリーともにシーズンのラストに相応しい「価値ある」演技となりましたね。
リズム・フリーともに世界選手権以上の演技だったと私は感じました。
特にフリーは個人的に「世界選手権<スケアメ」だったのですが、今回の国別のフリーは本当に今季いちばんの演技でした。
私はアイスダンスは「にわか」なので、まだアイスダンスの良し悪しが分かっていませんが、
元アイスダンス選手のレネさんはこの動画の中で前提としてかなだいを認めた上で、今季のかなだいのリズムダンスに関しては「詰め込み過ぎ」で「慌ただしく見えて」「緩急が欲しい」と語ってみえます。
この意見に反論したところで、人がどう感じるかは他人がコントロールするものではなく、そう感じたならその人にとってはそうだった、という事。
そして大ちゃんファンである私自身、かなだいの今季最初の試合でcongaの演技を見た時は、動作が早過ぎる事からくるのか?不安定さを感じておりました。
昨季のソーラン節もテンポが早い方だと思いますが、ソーラン節ではそういった「不安定さ」を全く感じませんでした。
好評だったソーラン節に対してcongaに関しては賛否があるのは、つまりそこ(不安定さ)なのかな?と素人ながら浅はかにも考えてみたりしています。
その反面、素人の私がもう1つ思う事は「速いテンポ」はかなだいの武器であり、見せ場なのだという事です。
賛否が出る事はマリーナコーチにはもちろん、哉中ちゃんにも予め分かっていた事、容易く想像のついた事だったと思うんですよね。
でもそこを敢えて貫いたのはやっぱり、パートナーが大ちゃんだからこその世界感を押し出す事、アイスダンスに新しい風を吹き込む事を重視したのかなとか…。
体格に差がない かなだいには、特にリフトが課題なのかな?と感じつつ、他のカップルにはない独特なものを感じます。
トップのカップルの演技を見返した時に、トップのカップルには滑らかさや美しさを感じますが、そういう観点からかなだいの演技を見た時に、同等の滑らかさを感じるか?と言ったら、さにあらずです。
ただ、長年アイスダンスファンの方には賛否があるかも知れませんし、私には反論する知識も足りませんが、確かに言えることはかなだいの演技は何度も何度も繰り返し見たくなる、という事かな、と思います。
もちろんアイスダンスは競技なので、点数とか順位を求めるものなのかも知れませんが、かなだいもマリーナコーチも、ご自分たちの理想を追求した先に点数や順位を見据えているのかな?と勝手に推察しています。
高橋大輔の瞳を潤ませた村元哉中の祝福 16年前を真似た言葉にできないパフォーマンスの意味【フォトコラム】
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f367691c7924194833219bfc7f905a035f1a170
フリーの演技を終えた時、哉中ちゃんがかつてシングルで大ちゃんが滑ったオペラ座の怪人のポーズをして見せましたね。
私にはあの仮面を外す哉中ちゃんが「これが本当の私よ!」「これが本当に私が求めていたモノよ!」と言っているように見えてしまいました。
是非とも今季が「来季へのスタート地点」でありますように…。
えみりん🎶