スケートの神様も4回転至上主義を嘆く?

さてさて私の身勝手な独り言を、今日は日記として書き留めておこうかなと。

私はアイスショーももちろん万年留守番組だから、会場で観られた方々のThe phoenixの感想を読んでいると、だんだん、大ちゃんはやっぱりジャッジに物申しに帰ってきたんだなと思えてきたよ。

復帰1年目の昨季は「自分のスケートを取り戻すため」「試合もショーも全力でやるため」に練習を重ね、試合に挑んだと思うけど、

復帰2年目となり、4回転至上主義のような今のフィギュアに、競技として本来もうひとつの支柱である芸術的な美しさを主張するための復帰なのではないかなと…。

というか、スケートの神様がそれを主張するために大ちゃんを導いていているとか…。

フィギュアは今や日本の人気の競技となり、大ちゃんファンはその芸術性から入った人が多いように思うけど、パッと見、見映えがよくて分かりやすい4~5回転ジャンプやアイドル的な感覚でフィギュアに興味をもった方々には、本当に残念ながら、その芸術面の良さが演技から伝わっていない気がする。

4~5回転ジャンプに重点を置くジャッジや世間の目が変わらない限り、フィギュアが人気の競技になってしまったが故に、判断し難いその芸術性で得点していくのは今後も至難かと…。

そもそも、その試合での選手の演技そのものを純粋に見てるのではなく、その試合までの選手のストーリーに感動してる事に気づいていないし、それを選手の表現力と見なしている事にも当然気づいていないような気がするし。

クワドアクセルだとか5回転だとか、今は「進化」という言葉がフィギュア人気を活性化させるキーワードのような気がしてならないけど、

ジャンプの回転数がとうとう人間の限界に到達してしまった後、フィギュア界は一体どうなるのかなと。

その後にフィギュア界に残った選手たちは、4~5回転ジャンプやクワドアクセルを跳べないと、きっと世間はフィギュアに興味をなくしていくよね。

私なんかが心配するのもおこがましいけど。

でも技術と芸術の両方があってこそのフィギュアが「4回転時代」とメディアでも騒がれている今、現実に事実として実際に結果をともなって4回転ジャンプに偏ってるのは間違いない。4回転を制した者が勝負を制している。

フィギュアは技術と芸術の融合した競技と言うけれど、その技術という括りの中でも更に「4(~5)回転ジャンプ」だけに偏ってるよね。

例えば、どんなにスピンの精度を上げて努力しても、4回転ひとつ跳べば、その美しいスピンとその懸命の努力は水の泡のように一瞬で消えてしまう。

もったいないよね。もったいないと思うのは私だけかしら?そんな事ないよね。

やっぱり、ジャンプ至上主義的なフィギュアの盛り上がりは私にとって、心地いいものではないな。

スピードスケートがあるんだから、ジャンプスケートでいいんじゃない?

今季、大ちゃんと昌磨は点数よりも表現力で魅せていきたいと口を揃えている。
現役の選手たちが表現力で魅せたいからと得点をあきらめると口にする現状…。

かつて、大ちゃんが4回転ジャンプを他の選手よりも早い段階で試合で跳んでいたと思うけど、同時に大ちゃんはその類い稀な表現力で世界中を驚かせ、まさに技術と芸術の両方でフィギュアという競技を牽引した選手。

まあ、ジャンプの回転数には限界がありますけど、芸術には枠なんかありませんから、限りなく芸術を受け取る人間の感性にもまた枠は存在しないと思うから。

そう信じます。
そう信じないとフィギュアを楽しめないもんね。

満身創痍の内村航平が出場した今季の全日本選手権という試合。

満身創痍の大ちゃんが出場したソチ前の全日本選手権という試合。

その全日本選手権を3年連続で欠場する選手もいる。

内村航平、まさかの37位…平成と共に去りぬ!? 体操全日本選手権 ZAKZAK

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.zakzak.co.jp/spo/amp/190427/spo1904270008-a.html%3Fusqp%3Dmq331AQPKAFwAZgB4IDxlN_69I9S

昨秋の世界選手権で左肩、さらに今年2月には右肩も故障。この日はゆか以外、すべて難度を下げて演技することを決めていた。「何とか試合はできるかなという状態」と語っていたが、体調は予想以上に深刻だった。(一部抜粋)

【全日本選手権】予選落ちの内村航平 東京五輪へ「死ぬ気でやるしかない」 (2019年4月26日) – エキサイトニュース
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.excite.co.jp/news/article-amp/TokyoSports_1369125/%3Fusqp%3Dmq331AQPKAFwAZgBqb2SuaKU_PcW

報道陣の前に姿を現した内村は「練習が積めていない。当たり前の失敗。それ以上でも以下でもない」と敗戦の弁。世界選手権が絶望になり、さらに厳しい道のりとなりそうな2020年東京五輪については「夢物語ですね。何とかしたいけど、何をしていいのか分からない。すべてが終わったなという感じ」と悲痛に語った。(一部抜粋)

満身創痍で出場した全日本の苦い結果をしっかりと受け入れる内村航平。

満身創痍で出場したソチ前の全日本の苦い結果をしっかりと受け入れる高橋大輔。

全日本選手権2013 FS

4年連続全日本欠場はあるのか。

今年は出場して「圧倒的に勝利」すればいいのではないかなと。

私は勝敗よりも何よりも完成形のPGGと進化したThe phoenixがただただ、観たい。

そして表現に重点をおいた今季の昌磨の演技が待ち遠しくてたまらない。あの頃の昌磨が帰ってくる。

でも動画でノーカットのThe phoenixを観ましたが、会場で見ていないからなのか、私はThe phoenixよりキャラバンやマンボ、eyeよりピアソラが好きかな。eyeも相当好きだけど🎵

それにしても今季もショート・フリーともにあんなに素晴らしいプログラムをマックス3回しか試合でお披露目されないなんて、もったいなすぎる~。

これは私にとって、かなり深刻な問題である。

え~みりん🎵

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