アバンギャルディと大ちゃん

最近は大ちゃん成分の少ない、つまらない日々を過ごしておりましたが、You Tubeで偶然見つけたアバンギャルディのパフォーマンス。

私にとって、大ちゃん砂漠のオアシスになっているのは間違いないですが、それ以上にアバンギャルディのパフォーマンスを観るのが楽し過ぎて、

私の頭の中に色々な考えが湧いて来たのですが、アバンギャルディについてネットで検索していたところ、私の抱いた疑問に対して、ことごとく回答をしてくれている記事を見つけましたので、そちらを見ながら書いていこうと思います。

バブリーダンスの生みの親・akane。
TikTokで話題の新チーム・アバンギャルディで意識した「気色悪い」ダンスとは(一部抜粋/順不同)

https://realsound.jp/tech/2022/12/post-1210603.html

アバンギャルディのパフォーマンスを観てまず感じたのは、大ちゃんの演技と同様、何度でも観たくなる中毒性と独創性、既視感のなさ。

最近の世界で活躍する韓国グループとは全く違うテイストと世界感。

――曲から衣装を考えたのですね。

akane:そうです。私のダンスは「カッコイイ」とか「可愛い」というよりは、「見たことがない」「面白い」「気色悪い」と思ってもらうことを意識しています。同じ格好をした人たちが同じ動きをすることにより、気持ち悪さや面白さ、非日常的な感覚を印象付けられると考え、衣装も統一しました。

――たしかに、一度見たら忘れられない良い意味での違和感を植え付けられました。

akane:そこはかなりこだわった部分です。ダンスを競う大会はテレビで放送されることは、ここ最近ほとんどありませんでした。『THE DANCE DAY』ではもちろん優勝を目指しましたが、多くの人に見てもらえることはわかっていたので、とにかく印象に残ることに注力しました。

このアバンギャルディの他のパフォーマンスに「かもめが翔んだ日」もあり、こちらは日本のガットタレントに出演した際のパフォーマンスを見つけました。

そして当たり前かも知れませんが、ダンスのみで歌わない。

最近は日本のアイドルも世界を視野に活動してますが、歌手としてではなく、ダンスユニットとしてパフォーマンスを発表して活躍しているところが、私が知らないだけなのか?私には新しく感じましたね。

既存の曲で振付をしてパフォーマンスをするという点で、ついフィギュアと比較し、あれこれ考えを巡らせておりました。

こうして2曲観終えて感じたのは、既存の曲という事はもちろん、昭和時代のしかも、歌唱力という基盤のしっかりした選曲をしている点。

THEジャパンの黒髪おかっぱと日本らしい学制服。

何を感じたかというと、この振付師の方(この時はまだ振付師が誰かを知らず)は、日本を含めた世界を舞台に活躍する事を視野に入れてるのかな?というところです。

令和の時代に昭和の楽曲を持ち出すのは、日本の若者には新鮮さ、昭和世代には懐かしさを感じさせます。

そして海外の方に、日本の昭和歌謡にはまってる人が結構いると聞きました。

曲から衣装を決めるプロデューサーとしての逆算力

――『2億4千万の瞳 エキゾチック・ジャパン』や『かもめが翔んだ日』など渋めの曲が多いですが、どのようにして選曲しているのですか?

akane:私がもともと昭和の歌謡曲が好き、ということもありますが、『THE DANCE DAY』では日本の楽曲しか使用できない規定があるため、「これはもう私の好きな歌謡曲にしよう」と思いました。そして、「昭和歌謡を選曲するのなら、相応しい衣装は何か?」と考えた時、「ジャンパースカートのような懐かしさを感じられる制服で、おかっぱ頭ならマッチするだろう」と頭に浮かびました。

オーケストラをバックに歌う時、人の声はいわゆるオーケストラの最後の楽器とも言えるし、言葉をのせる事でストーリーやメッセージを同時に伝える事ができる。

でもアバンギャルディのパフォーマンスを見る限り、振付は歌詞に基づいているようで基づいておらず、音に基づいているように感じます。

音に基づく事で、言葉の通じない海外においてはパフォーマンスに説得力が生まれます。

最後の楽器である歌付きの曲で踊る事で、ダンサーは全力をダンスに打ち込む事ができる、そのダンスのパワーと破壊力。

そしてアバンギャルディを観ていて、どうしても無視できないのが、彼女たちの自然ではない表情。
その不自然な表情が創り上げる世界感。

オーケストラが楽器、歌手が声で音を奏で、ダンサーがダンスと表情で音と世界感を創り上げる。

楽器、声、ダンス、表情とその相乗効果。

――メンバーを選抜する際の決め手は何だったのでしょうか?

akane:ダンスの技術は大前提ですが、「面白い」と思える感覚が似ているかどうかは意識しました。たとえば「自由に表現してほしい」という抽象的な指示を出した際、その人が表現したものが私の感覚と近ければ、一緒に素晴らしい作品を作れると思いますので。

 加えて、私はダンスにおいて特に“表情”が大切だと考えており、メンバー選考でも特に重視した項目です。TikTokはダンスそれ自体はもちろんですが、演者の表情にも注目されやすい。表情での表現が豊かなメンバーが揃ったからこそ、TikTokで支持を獲得できたのではないでしょうか。

既存の曲というのは、クラシックであれば世界中の共通した世界感があるし、歌謡曲であれば日本の共通した世界感がありますが、それとは全く違う世界感を振付師が確立しているところ。

そういうところが、フィギュアとラップします。

そして大ちゃんの場合、そこから更に大ちゃんが自由に音を感じて踊るので、大ちゃんのパフォーマンスは本当に他の誰とも被らないし、何度でも観たくなります。

――フィーリングは大切ですよね。

akane:はい。あとは身体を張れるかどうか(笑)。面白いことを恥ずかしがらずに追求でき、人前でもそれを出し切れるか。また、自分自身を客観的に捉えて「自分がこういう表情をすれば楽しんでもらえるだろう」ということを理解して表現できる“自己プロデュース力”があるメンバーを選抜しました。

自分自身を客観的に捉えて「自分がこういう表情をすれば楽しんでもらえるだろう」ということを理解して表現できる“自己プロデュース力”があるメンバーを選抜しました

演技中に客の反応を感じ取り、自分を客観視しながらパフォーマンスをする大ちゃんと重なります。

スターに必要なのは、人々を身震いさせる、癖にさせるカンフルとカリスマ性ですから

熊川哲也さんの言葉ですが、多難な私の人生にとってのカンフル剤は間違いなく、高橋大輔(かなだい)であり、お笑い芸人さんであり、私の今があると言っても過言ではありません。

えみりん🎶

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